今回の旅は、唐津くんちを中心とした祭りと城、日本の伝統文化に触れる旅をお届けします。赤・黄・緑に色づいた紅葉に秋を感じながら、情緒あふれる城や城下町をぶらり町歩き。秋深まるこの時期のご当地グルメに舌鼓を打ちつつ、城の歴史に思いを馳せる旅はいかがでしょうか。
Pick Up Point
SPRINGの搭乗手続き締め切りは、出発35分前までです。第3ターミナルが搭乗手続き場所です。空港第2ビル駅から第3ターミナルまではターミナル連絡バス(無料)で約5分(乗車時間)、徒歩で約15分かかります。時間に余裕をもって空港に行かれることをおすすめします!
今回のコースは、一部レンタカーを借りる行程です。
呼子の新鮮なイカを味わおう!
海の幸に恵まれた港町、呼子町で新鮮なイカ料理を味わってみてはいかがでしょうか。ヤリイカやアオリイカ、ケンサキイカが使用され、特にケンサキイカは甘みが強く多くの方が注文されます。生簀からあげたばかりの新鮮なイカは、透きとおってキラキラ輝いています。姿作りを食べきれなくても、天ぷらにしていただけるお店もあり安心です。カラッとした天ぷらは不思議なことにペロリと食べられます。なかなか味わえないコリコリした食感と甘み抜群のイカをぜひご堪能ください。
唐津くんち 宵曳山
『唐津くんち』は唐津神社の秋の例大祭(秋季例大祭)で、毎年11月2日〜4日にかけて開催されます。11月2日は19時30分頃より宵曳山(よいやま)が催されます。11月3日の御旅所神幸(おたびしょしんこう)の準備のため、火矢を合図に1番曳山赤獅子を先頭にそれぞれの曳山が各町内から巡行に加わり、最後に唐津神社前に勢ぞろいします。14台ある曳山(ひきやま)はどれも形が異なり、獅子や兜、亀や鯛などの形をしていて、和紙や漆、金箔などで仕上げられた世界最大級の乾漆造の美術工芸品です。堤灯に照らされて浮かび上がる曳山の姿は、昼間とは違った神秘的な雰囲気を感じられるため必見です!
唐津城
豊臣秀吉の家臣『寺沢志摩守広高』が名護屋城の用材を転用して築城したと伝えられている唐津城。城が位置する満島山を中心に東西に延びる松原は鶴が翼を広げたように見えるので、舞鶴城とも呼ばれています。麓から天守閣までは石段が222段ありますが、有料の斜行エレベーターで昇ることもできます。昭和41年(1966年)に建てられた天守閣の中は郷土博物館になっていて、地階から5階までそれぞれ異なるテーマで演出されており、各階ごとに違った楽しみがあります。特に5階の展望所からは玄界灘、松浦潟、虹の松原などを一望でき、天下一品の景色を堪能することができます。唐津市のシンボルでもある唐津城に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。※平成20年~令和3年(予定)まで石垣の工事が行われています。
唐津くんち 御旅所神幸
『唐津くんち』は11月3日に行われる御旅所神幸でクライマックスを迎えます。西の浜での曳込みでは2トン以上もの曳山の車輪が砂地に埋もれてもものともせず、曳子たちの勇敢な姿と掛け声が最高潮に達します。曳子達の『エンヤ、エンヤ』『ヨイサ、ヨイサ』の掛け声とともに威勢良く唐津市内の旧城下町を巡行する様を、ぜひ間近でご覧ください。
唐津Qサバを食べよう!
唐津Qサバは、唐津市と九州大学が共同研究を行い生まれた完全養殖マサバの新ブランドです。Qとは『九州大学』の『Q』をイメージし名付けたそうです。全国から名前を公募し、1,000件を超える応募の中から決まりました。天然マサバに比べ臭みがなく、脂ののりは通常の2~3倍もある、いいとこ取りの唐津Qサバです!口にするとまずはプリプリ以上の『ブリンブリン』の弾力を楽しめ、そしてサバの濃厚な旨味とトロのような上品な脂の美味しさが広がり、一切れでこんなにも感動を与えてくれます。季節を問わず脂ののった美味しいサバを楽しめます。
波戸岬
波戸岬は名護屋浦と串浦の間にある東松浦半島から突き出た小さな岬で、周辺には海水浴場などもあり海が間近に広がります。波戸(はど)とハートの語呂合わせから『ハート岬』と呼ばれ、『結ぶ』『包む』という意味が込められた真っ白なハート型のモニュメントが設置されています。また、岬の北端には縁結びの神社、『岬神社』があります。玄界灘の絶景を背にハートのモニュメント前での記念撮影がおすすめです。
波戸岬サザエのつぼ焼き
波戸岬に立ち寄ると、醤油の香ばしい香りがどこからともなく漂ってきます。長屋風の雰囲気のある建物に、十数店舗のサザエの壺焼き売店が隣り合いながら並んでいます。店内にはカウンターがずらりと並び、さざえ、イカ、アワビや季節によっては牡蠣など新鮮なシーフードがいただけます。味付けはタレか塩が選べるので迷ってしまいますが、店によって味の違う絶妙なタレに人気があります。カウンター越しに新鮮なサザエがじゅうじゅうと音を立てて焼きあがる様子を眺めながら、タレや塩、柚子七味、マヨネーズなどをトッピングしてお召し上がりください。
玄海海中展望塔
玄界灘に突き出た場所に日本海で唯一の海中展望塔があります。展望塔までは陸地より桟橋でつながれており、海の上を歩いて渡っているようなウキウキする道のりです。海上デッキからは三方に玄界灘の島々を見渡すことができます。展望塔につくと自動ドアがあり、その後らせん状の階段を降りると真っ青な空間が広がります。水深7メートルの海中展望室には潜水艦のような小さな窓が24個もあり、そこから海中を見ることができるので、まさに天然の水族館です。橋の上から魚に餌やりができるため多くの魚が餌を求め集まり、フグやタイなど潮の流れや波に揺らされる魚たちを360度楽しめます。
佐賀県立 名護屋城博物館
名護屋城跡に行かれる前に博物館に立ち寄って、少しだけ歴史を垣間見てはいかがでしょうか。博物館では『VR名護屋城アプリ』を公開しており、お手持ちのスマートフォンにダウンロードできるほか、タブレットを無料で貸し出ししています。名護屋城の在りし日の姿をアプリ上に表示しながら移動に合わせてCGも動くので、その当時のその位置の姿を見ることができます。AR機能もあるのでかつての名護屋城にタイムトリップした自分の姿を撮影することができます。『420年前の名護屋城』をタブレット越しに体験しながら散策してみましょう。
名護屋城跡
大河ドラマ『真田丸』にも登場した名護屋城は、豊臣秀吉によりわずか数ヵ月の短期間で築城されました。真田親子(昌幸・信幸・幸村)も布陣したといわれています。現在は国の特別史跡に指定されています。『築城の名手』と呼ばれる加藤清正や、『縄張り(設計)』には黒田孝高らが手がけるなど、全国から多くの大名たちが集められました。多くの大名が携わった石垣は、様々な石工技術によって作られていることが見受けられます。周囲には城下町が築かれ、最盛期には20万人を超えるほど繁栄しました。秀吉の死後、7年で廃城とされ、『幻の名城』とも言われています。廃城となった名護屋城の遺材が使用され、九州各地の諸大名の助力を得て築城されたのが唐津城です。また、名護屋城博物館でタブレットを借りることができ、VRで当時の城景をタブレット上でみることができます。GPS連動なので広大な敷地でも現在地がすぐにわかります。『兵どもが夢の跡』といいますが、タブレットを片手に当時の城景に思いを馳せながら巡ってみてはいかがでしょうか。
掲載のプランはSPRING 2019年冬ダイヤ(2020年3月28日まで)を参考に、2019年9月調査によるものです。本ページで掲載されている交通機関の運行時刻や、飲食店・イベント等の営業時刻は予告なしに変更になる可能性がございます。実際にご利用される場合、改めて事前にご確認下さい。掲載された内容により生じたトラブルや損害等については、弊社では保証いたしかねますので、あらかじめご了承の上、ご利用下さい。