中国の真ん中あたり、湖北省東部に位置するメガシティ。大都市ながらも、市内を流れる長江をはじめ、東湖などの自然も多いです。租界エリアや黄鶴楼など昔ながらの建物も多く、高層ビル×歴史的建築物×自然の三つ巴を堪能することができる今イチオシの都市です。夏がとても暑く、重慶・南京と併せて3大ボイラーと呼ばれていることも…。観光中の水分補給はお忘れなく。おすすめの季節は春と秋。特に春は、東湖や武漢大学の桜がとてもキレイです。武漢は長江と漢江の合流地点でもあり、川を隔てて、漢口・漢陽・武昌の3つのエリアに分けられています。

武漢で最も有名な観光地、黄鶴楼。長江近く、武漢長江大橋の武昌側のたもと近くに建っています。李白の漢詩などで、黄鶴楼を知った方も多いのではないでしょうか。周辺は、「武漢黄鶴楼公園」として整備されています。公園自体は小1時間程度で周ることができるので、散歩にピッタリ。三国時代から建立されており、現在のものは1985年に再建されたものです。黄鶴楼の1階には伝承に登場する鶴が描かれた大きな壁画があります。1階からだと見上げる形になりますが、2階が一部吹き抜けになっているので、2階から写真を撮るのがおすすめです。また、上階から望む眺めも見逃せません!

黄鶴楼 武昌エリア

入場料:80元 (学生や65歳以上は割引あり、要身分証提示)

営業時間:夏(4/1〜10/31)8:00〜18:00、
               冬(11/1〜3/31)8:00〜17:00
住所:武汉市武昌区蛇山西山坡特1号
TEL: +86-27-88875096

長江で最古の橋、武漢長江大橋

漢陽エリアと武昌エリアをまたぐ長江に架かっている巨大な鉄道道路併用橋。長江に初めて架けられた橋でもあります。全長は1670m、高さ80mあり、橋の上部は道路と歩道、下部に鉄道用の線路が敷かれています。欄干には、中国の民間伝説や、神話に基づく動物や植物が描かれており、歩きながら観察して楽しむことができます。川面までかなり高さがあるので、覗き込むのに勇気がいるかもしれません。

武漢長江大橋 漢陽・武昌エリア

住所:武汉市汉阳区临江大道

たくさんの黄金像が並ぶパワースポット、帰元寺

双面観音がシンボル。禅宗の仏教寺院です。中国のお正月・春節には参拝客が多く訪れます。観音以外にも、韋駄殿、大雄宝殿、蔵経閣、羅漢堂など様々な仏教施設があります。中でも羅漢堂は中国国内で最も有名な5ヶ所のうちの1つとされています。阿弥陀仏や千手観音、弥勒菩薩のまわりに五百羅漢が祀られており、各々番号が振られています。自分が好きな羅漢に自分の年齡を足した数字を出口付近にある引換所のようなところに伝えると、金色の御札のようなものを貰うことができます(有料)。

帰元寺 漢陽エリア

入場料:10元(春節など中国での祝日に限り20元)

営業時間:夏(5/1〜10/7)7:30〜17:00、冬(10/8〜4/30)8:00〜16:30

住所:武汉市汉阳区翠微路20号

TEL: +86-27-84844756

臨場感が高まる!船上ショー、知音号

長江沿いにある知音号で行われる友情をテーマにした船上ショー。船自体が劇場となっており、観客が乗船する前からショーは始まります。ダンスパーティーやバーが舞台となる1階、船室内で各々間近に演者を見られる2階、観客が与えられた船室に入り、自分が船の乗船客のような雰囲気が味わえる3階、と様々な体験をすることができます。入場口によって、見る順番が異なります。最後は外の展望デッキに出てバンド演奏とともに、武漢のライトアップされた高層ビル群の夜景を楽しむことができます。光・音などはもちろん、体験したことのない演出は、驚きの連続です。武漢の夜を彩るアトラクションとしてぜひ一度観に行ってみてください。

知音号 漢口エリア

入場料:228元

営業時間:平日19:00〜、休日18:30〜

住所:武汉市江岸区沿江大道江滩公园内 知音号埠頭

運営事務所電話番号:+86-27-82295689

自然がいっぱい!市民のオアシス、東湖

長江の東側、武昌エリアにある東湖。武漢周辺には、湖がたくさんあるのですが、その中で最も大きいのが東湖です。国立風景名勝区にも指定されており、市民の憩いの場となっています。とても広く様々なエリアがあるのですが、オススメは、磨山区!植物園をはじめ、桜花園や梅園など、季節折々の表情をみることができる草花を楽しめます。また、楚天台もオススメです。高台の上に建っており、上からの眺めがとても良いです。東湖自体がとても大きく、徒歩での移動は可能ですが、かなり疲れるので、40元を払う乗れる園内を周遊移動カートがおすすめです。

東湖 武昌エリア

磨山風景区

入場料:60元

営業時間: 7:30〜17:00

住所:武汉市武昌区沿湖大道58号        電話番号: +86-27-86773706

最新ショッピングスポット、楚河漢街

沙湖と東湖を結ぶ、楚河沿いにある武漢でも人気のショッピングスポット!楚河の北側は遊歩道として整備されており、南側がショッピング街として栄えています。ファッションはもちろん、飲食店や映画館、蝋人形館などもあり、多くの人で賑わっています。夜になると、ライトアップがとてもキレイ!武漢でショッピングを楽しみたいなら、押さえておきたいスポットです。

楚河漢街 武昌エリア

営業時間:店舗によって異なる        住所:武汉市武昌区楚河汉街1号        電話番号: +86-27-57895151

異国情緒漂う、江漢路・租界

江漢路は中山大通と沿江大通を結んだ租界エリアのメイン通りです。現在は歩行者天国となっています。当時の建築物が今でも残され、銀行や商業施設として使われています。また、ファッション・飲食・家電街など、様々な店舗が並び、ショッピングや観光のスポットとして盛り上がっています。ちょっと足をのばして長江沿いをお散歩するのも風が気持ちよくておすすめです。

江漢路・租界 漢口エリア

住所:武汉市江岸区中山大道~沿江大道

昔の中国へタイムスリップ!漢口里

中国では街角の建物でウェディングフォトを撮るのが流行っています。そのフォトスポットとしても人気なのが、漢口里です。石造りのヨーロッパ風の建物や、昔の中国建築物、中国らしい朱色の提灯など、インスタ映えする建物や街並みがコンパクトに集まっています。カフェや飲食店、土産物店もエリア内にあるので、色々なお店に入ってみるのも手かも?

漢口里 漢口エリア

営業時間:店舗ごとに異なる        住所:武汉市硚口区园博园东路

食べ歩きが止まらない!戸部港

長江と黄鶴楼の間にある戸部港。武漢のグルメが集まる人気スポットです!屋台から香るスパイシーな匂いは堪りません。スタンダードな熱乾麺や、豆皮をはじめ、フルーツやごま団子などのスイーツまでなんでも揃います。夜はかなり混雑するので、同行者とはぐれてしまわないように注意が必要です。

戸部港 武昌エリア

営業時間:店舗ごとに異なる        住所:武汉市武昌区司门口 民主路~自由路

もうひとつの食べ歩きスポット!吉慶街

租界エリアと江漢路の間にある吉慶街。多くの飲食店が連なり、朝から夜まで、地元民や観光客で賑わいます。ココに訪れるだけでも、多くの武漢グルメが楽しめます。これからいちおしグルメとして紹介する、「熱乾麺」、「豆皮」、「鮮肉包」、「鮮肉湯包」は、吉慶街にも店舗があります。

吉慶街 漢口エリア

営業時間:店舗ごとに異なる        住所:武汉市江岸区吉庆民俗街

熱乾麺
中国五大麺のひとつである熱乾麺。武漢市民の朝食としても人気です。日本でいう汁なしまぜそばのようなもので、無料トッピングの高菜・インゲン・ネギ・辛味を追加してオリジナルの味を楽しめます。米糊酒と一緒に食べるとより美味しいです。色々なお店がありますが、「蔡林記」というお店が有名です。
豆皮
武漢グルメの中でもかなり日本人向けの味!サンドイッチ状に卵、米、サイコロ状に切られた肉や椎茸、ネギ、筍が合わさったもの。ペロリと食べられちゃいます。「老通城」というお店がオススメです。
焼麦
日本でいう焼売に近い食べ物。焼売ほど、身が集まって皮が周りを覆ってはいない分、蒸し焼きにされた皮がプルプルで美味しいです!
牛肉粉
フォーのような麺に牛肉の旨味が効いたスープが程よく絡みます!スパイシーな味付けなので、汗が止まらなくなります。食べるときにはハンカチが必要かも!?具の牛肉も一緒に食べると、旨味が強まってより美味しくなります。
お粥
中国で朝食としてポピュラーなお粥。白粥から、豆が入っているものや、ピータンやお肉が入っているものなどバリエーションは様々。「常夏麦香园」の皮蛋瘦肉粥(ピータンと鶏肉が入ったもの)がイチオシ!受取口付近に、ネギや黒酢、高菜などを無料でトッピングできることがあるので、自分好みの味にすることもできます。
鮮肉包
日本でいう「肉まん」を中国では、鮮肉包といいます。軽食やおやつにピッタリ!中の具も色々な種類があり、どれを食べようか迷ってしまうほど。おすすめのお店は「徳华楼」。
鮮肉湯包
日本でいう「小籠包」を中国では、鮮肉湯包といいます。スプーンにのせて、皮を破って肉汁を堪能しましょう。その後、生姜の入った黒酢に付けながら食べると、また違った味を楽しめます。おすすめのお店は「四季美」です。
ザリガニ料理
武漢でよく食べられるザリガニ。茹でたものをスタンダードに黒酢に付けて食べたり、にんにくで和えたもの、辛味で炒めたものなど色々な味付けでザリガニを味わえます。手袋をして自分で剥くスタイルが多いです。美味しくて、殻を剥く手が止まらなくなっちゃうかも?!
湖北料理
湖北省の郷土料理。地形柄、酸っぱさ・甘さ・辛さ・しょっぱさと様々な味付けが取り入れられているのが特徴です。特に有名なのは、武漢の名産であるレンコンと豚のスペアリブを使ったのスープ!日本で食べられるレンコンとは異なった食感が楽しめます。
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中国旅行の必需アプリ

中国では、インターネットに規制があり、Googleや、Twitter、InstagramなどのSNSを使うことができません。そこで入れておきたいのが、中国の検索エンジン「百度」が提供している「百度地图」。スポットを検索すると、ルートなどもわかり、旅の必需品である地図として重宝します。上記のおすすめ観光スポットには、中国語での住所が記載されているので、コピー&ペーストですぐに検索できます。

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中国で喉が渇いたら…

日本は水道水を直接飲むことができますが、日本以外の国で、水道水を直接飲むことはおすすめしません。ペットボトルなどで、お店で販売しているものを購入しましょう。中国であれば、約4〜6元程度で購入が可能です。1つだけ、気をつけたいのが、砂糖が入っているかどうか!中国では、ペットボトルの水やお茶、コーヒーに砂糖が入っていることが一般的です。購入前にラベルをよく読むようにしましょう。

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武漢の交通事情

武漢の中心部で多く使われているのは地下鉄やバスです。中国のバス停は日本とは違い、時刻表がバス停に掲載されていません。かなりの本数のバスが走っているので、10分〜15分待てば来ることがほとんど。時間が気になる時は、行き先のそばにかいてあるQRコードを読み込むと表示されます。長江をまたいで観光を計画している場合、フェリーもおすすめの交通手段の1つです。風がとても気持ちよく、揺れも少ないので快適に移動できます。便利なのが、ほとんどの交通機関で使える武漢通という日本でいう交通系ICカードと同様のもの。空港の地下鉄駅で購入できますが、券売機だとAlipayやWechatpayのアカウントが必要になるので、窓口で購入することをおすすめします。駅によって、映画のキャラクターや、日本のアニメキャラの柄あったりと、カード柄が豊富です。カード型の他に、ストラップ型もあります。

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中国の電源事情

日本の電圧は100V、中国の電圧は220Vと、国内外で電圧が異なります。変圧器を持って行かなくちゃ…!!と考える方も多いと思います。しかし、最近の身の回りの電化製品(スマートフォン、PC、デジタルカメラ、電気シェーバー、ドライヤー等)は、100V〜240Vまで対応しているものが多く、日本でいつも使っているコンセントをそのまま使えることがほとんどです。

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中国は月曜休みが多い?!

租界エリアの施設や、博物館、美術館、劇場等の施設は、月曜休みが多いです。せっかく行ったのに休館日で中に入れない…。なんてことがないように行く前にしっかりと計画を立てましょう!

フライト情報
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