第11回 寺院巡りの醍醐味!「御朱印」の世界

近頃、若い女性を中心に御朱印集めが流行し、世間でも注目されているのはご存知ですか?御朱印集めがきっかけとなり、寺社巡りの旅をする方が増えています。日本全国にある寺社の数は約15万社以上!(神社約8万社以上、お寺約7万7千社以上)その数なんと、全国にあるコンビニの店舗数以上!それだけ寺社が私たちの心の拠り所になっている、生活に根付いていることの表れかもしれません。お気に入りの御朱印帳を用意して全国各地の寺社を巡り、パワースポットでご利益や癒しを得たり、それぞれの歴史を感じたりしながら、参拝のご縁と思い出をご朱印帳に刻みませんか。

1 御朱印とは

参拝の証

御朱印の起源は、寺社へ写経を収める際の納経の証であるといわれています。しかし現在では、寺社への参拝証として「御朱印」をいただくという認識になっています。まずは参拝をすることが大事です。その証として御朱印をいただくことを楽しみましょう。寺社とご縁がつながり、より良い思い出になるのではないでしょうか。

御朱印のもらい方

まずは寺社へ参拝しましょう。御朱印集めはスタンプラリーではありません。寺社巡りを楽しむきっかけになるとは思いますが、最低限のマナーとしてお参りをしましょう。
参拝後は「社務所」や「授与所」と呼ばれる場所に行き、お代として基本的には300円(寺社により500円のところもあります)納め、御朱印をいただきます。

2 拝受の際のマナー

御朱印帳を用意する

御朱印は、お手持ちのメモ帳やノートなどにいただくことはできません。あらかじめ御朱印帳を用意しておくか、寺社オリジナル御朱印帳を購入しましょう。最近では雑貨店や文具店などで様々な御朱印帳が多数あります。また、種類として本のような和綴じのタイプと蛇腹タイプがあります。ほとんどの御朱印帳は蛇腹タイプです。お気に入りのデザインのものをみつけるのも、楽しみのひとつですね♪

高額紙幣の使用

先述したとおり、御朱印を頂く際はお代として300円~500円を納めます。1万円札、5千円札などの高額紙幣の使用は迷惑になりかねません。事前に小銭を用意しておくと、とってもスマートです!

時間帯に気を付ける

営業時間以外は御朱印を頂くことはできません。また、12時から13時前後は昼食休憩で社務所が留守になることもあります。あらかじめ調べてから出かけることをおすすめします。

書き方に注文をつけるのはNG !

御朱印は、一点一点、手書きのため、ネットや雑誌等で見たものとそっくりに再現するのは、非常に難しいです。あくまでお参りをした証ということを忘れずに、同じにしてほしいなど、注文をつけるのはやめましょう。一つ一つ異なるご朱印。あなただけのご朱印です。書き手とのご縁も楽しみましょう!

3 最後に

御朱印集めをきっかけに、寺社巡りや旅を楽しむ方が増えているようです。御朱印によってはデザイン性に富んでいる、またかわいいものや、誠に達筆なものなど見応えがあります。しかしながら、御朱印を集める事、コレクションする事が目的になってしまい、大事な参拝がないがしろにされることはもったいないと感じます。寺社巡りをすることでそのお寺や神社の歴史を知り、そのご縁や思い出を残すことが御朱印集めの楽しみ方につながれば素敵ですね!

READ MORE