寧波は市内だけでなく市外にもいくつかの訪れるべき観光スポットが存在しています。日本と関わりが深く歴史的価値のある天童寺や阿育王寺など、歴史的にも重要なスポットを巡る2泊3日のコースです。

穏やかな湖に囲まれて贅沢な時間を過ごす

ドンチエンフゥ

まずは浙江省で一番大きな天然の淡水湖である東銭湖へ向かいましょう。週末には寧波だけでなく上海からも人が訪れ、周りには素敵なホテルも立ち並ぶリゾート地です。都会の喧騒から離れて、のどかな大自然を満喫することができます。周りにある寺院や屋台に寄り道をしながら、湖沿いに吹き抜ける心地よい風を感じてみませんか。

DATA

営業時間: 8:00-17:00
入場料: 30元
住所: 中国浙江省寧波市鄞州区東錢湖旅游度假区
安石路777号

寧波に来たら絶対に食べたい絶品湯円

ガンヤァゴウ

缸鴨狗は寧波の名物である『湯円(タンユェン)』の有名なお店。湯円は中国の伝統的なおやつのひとつで、温かい湯の中に小豆や胡麻餡の入った白玉を浮かべたものです。お湯の中には金木犀ともに浮かび上がる白玉がとても愛らしいです。白玉をひとくち食べてみると中の胡麻餡は甘さ控えめで、さっぱりとしているのでいくらでも食べてしまいそう。こちらのお店では色鮮やかな抹茶や薔薇の味などの湯円を楽しむことができます。そのほか定番である小籠包や肉まんなどが揃っておりますので、寧波の朝ごはんに利用してはいかがでしょうか。

DATA

営業時間: 8:00-21:00
住所: 中国浙江省寧波市海曙区中山東路188号
天一広場水晶街68号(天一広場店)

緑ゆたかな自然を感じるお寺

ティエントンスゥ

浙江省の禅宗五山の一つで、曹洞宗開祖である道元が学んだお寺。日本の有名な画家である雪舟もこちらに訪れたことがあるとのことで、毎年多くの日本人がこちらを訪れます。太白山の麓にあるため、豊かな自然に囲まれています。遠い昔に遥かなる海を渡り、日本人が訪れ学んだことを知ると、また違った感動があります。

DATA

営業時間: 8:30-18:30
入場料: 無料
住所: 中国浙江省寧波市鄞州区天童郷

壮大な時の流れを感じさせてくれるお寺

アーユゥワンスゥ

中国の五山十刹と呼ばれる寺院のひとつであり、インドのアショーカ王からその名が取られた阿育王寺。282年に建立され大変歴史のあるお寺です。中に入ってみると、とても広く食堂や修行僧の住居などをみる事ができ、簡素ながらもそこにいる人々の生活や空気が感じられます。天童寺と同様に道元、雪舟やそのほか奈良時代に帰化した僧である鑑真も訪れたとあり、こちらも日本とのつながりを感じさせてくれるお寺です。

DATA

営業時間: 6:00-16:00
入場料: 無料
住所: 中国浙江省寧波市鄞州区阿育王寺

港街・寧波の海の幸が集結

ニンボーシィフゥ

現地で採れる新鮮な海鮮をふんだんに使った寧波料理が振舞われるこちらのレストラン。地元民からも愛され、夕方には食材が品切れてしまうほど大人気です。寧波のレストランでは生きたままの魚や蟹を自分で選び、いくつかの調理法を選択することができるお店があり、こちらもその一つ。店内に並ぶ数多くの海鮮に目移りしてしまいそうです。あっさりとした味付けで海鮮の旨みや、コクをシンプルに感じることができる寧波料理をぜひ堪能してみてください。

DATA

営業時間: 11:00-13:30 17:00-20:30
住所: 中国浙江省寧波海曙区望京路96号

中国八大料理の一つである浙江(せっこう)料理の中に分類される寧波料理は、海の近い寧波らしく新鮮な海鮮や漬物をメインとし、さっぱりした塩味が特徴。白玉粉やラードなどを使用した寧波湯円と呼ばれる『小吃』(発音はシャオチー、日本でいう軽食)も有名です。今回は寧波に来たら食べたい、おすすめの4品をご紹介いたします。

グィフワァチュウニャンワンズゥ

桂花酒醸丸子

中国ではとてもポピュラーな『小吃』で、寧波では缸鴨狗などでも食べられる一品。桂花は金木犀の花のことで、桂花陳酒という金木犀のお酒は日本でも中華料理店で見かけたことあるのではないでしょうか。金木犀の花のジャムと酒醸というもち米で作った発酵食品の天然の甘味料を使用した暖かいスープに白玉が入ったデザート。金木犀の豊満な香りと少し甘酒に似た味はホッとする一品です。

お土産にオススメ

ジャァニャンタングィフワァ

家酿糖桂花

缸鴨狗で購入できる金木犀の花のシロップ漬け。お茶やヨーグ
ルト、アイスに添えるのがおすすめ

フォンウェイシエジャン

風味蟹浆

寧波で人気のレストラン、寧波食府で味わえる一品。身のねっとりした梭子蟹を使用した料理で、蟹を殻ごと砕き、とろみのある餡の中にネギや生姜がアクセントに蟹の旨味を引き立てるさっぱりとした味でいくらでも食べられてしまう料理です。

ファンジャオシュエファァユゥ

杭椒雪花鱼

杭州料理をメインとしたチェーンレストラン 「外婆家」で食べることができる『杭椒雪花鱼』。外婆家はリーズナブルに美味しい中華が楽しめる、若者に人気のレストラン。山椒や黒胡椒のピリリとした辛さや青ネギの香ばしさがマッチした塩味のスープに、新鮮な鱈を浮かべた一品。ネギや山椒のスパイシーさの中にあっさりとしているスープが、食欲をそそります。

ニンボーチャオニエンガオ

宁波炒年糕

寧波ではお餅が名物であり、中国語で『年糕(ニエンガオ)』と言います。お餅と葉野菜の炒め物は寧波ではスタンダートな料理。寧波の人はお餅がとても大好きで、様々なお餅の炒め物があります。日本ではあまりお餅を炒めることはないですが、もちもちした餅とサクサクの葉野菜の食感がクセになります。寧波に来たのであれば、是非とも食べてほしい一品です。